ヒュー・スコット=ダグラス 個展『A Broken Mule』
Untitled, 2013
UV Curable Ink on Panel
203 x 305 cm (3 Panels)
2014年1月16日(木)から2月14日(金)まで、カイカイキキギャラリー(東京・麻布)にてヒュー・スコット=ダグラスの個展『A Broken Mule』が開催されます。
ヒュー・スコット=ダグラスは1988年、イギリス・ケンブリッジ生まれの作家です。オンタリオ州立芸術大学(OCAD)にてスカルプチャーの美術学士号を取得。Blum&Poe(ロサンゼルス)およびSilverman Gallery(サンフランシスコ)で個展を開催し、カナダ現代アート美術館(トロント)などでグループ展に参加しています。作品は、ダラス美術館(テキサス)をはじめ、複数のパブリックコレクションに収められています。コンテンポラリーアートギャラリー「Tomorrow」(トロント)の創立ディレクター(現在はクリエイティブ・コンサルタント)であり、出版プロジェクト「Yesterday」も運営。欧米メディアでは新進アーティストとして注目されています。
本展は、ヒュー・スコット=ダグラスの日本およびアジア初の個展となります。タイトルの『A Broken Mule』は『壊れたラバ』という意味です。ラバは日本ではあまり一般的な動物ではありませんが、雄ロバと雌馬の交配により産まれる家畜で、馬のように高い地位や取引上の価値を持たない一方、ロバが持つ経済性と使い勝手を備えた生き物です。今回の展覧会では、ラバのように1つの価値の側面であった「生産性を上げるためのツール」という本来の価値を発揮できないようにしてしまった場合、どういった現象が起き、新しい価値が生まれるのかというメッセージが込められています。異なる要素を掛け合わせることが今回の共通したテーマのひとつとなっています。出展作品は主に2つの種類にわかれ、1つは、スクリーントーンを使って生み出されるイメージを、直接木のパネルに印字した作品。もう1つは、使用済みの切手やデジタル素材を印字した木をばらばらに解体し、組み直すという立体作品。パネル作品で使われるスクリーントーンをラバに置き換えかえた場合、どういった新しい価値が生まれるのか、一例として展示されます。
弱冠25歳ながら、デビュー以降欧米のアートメディアが新進アーティストとして注目するヒュー・スコット=ダグラスの新作展。この機会に是非ご高覧下さい。
Information
「A Broken Mule」
- 日程
- 2014年1月16日(木)~2/14(金)
- 時間
- Open: 11:00-19:00 / Closed:日、月 、祝
- 場所
- Kaikai Kiki Gallery 東京都港区元麻布2-3-30 元麻布クレストビルB1
- HP
- http://gallery-kaikaikiki.com/
Map
Kaikai Kiki Gallery
「アートフェア東京2021」が開催
2021年3月19日(金)から21日(日)まで、東京国際フォーラムにて、「アートフェア東京2021」が開催されます。
ヴォルフガング・ティルマンス「How does it feel?」
2020年11月7日から、ワコウ・ワークス・オブ・アート(東京・六本木)にて、ヴォルフガング・ティルマンスの個展「How does it feel?」が開催されます。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭がクラウドファンディングを実施
2020年6月30日、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭が、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、1,000万円を目標に運営費用の募集を始めました。