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ヴォルフガング・ティルマンス 新作展「Affinity」開催

By the editors of TECHNÉ, posted at 02:36 PM on January 10, 2014

Fespa Car, 2012
Courtesy Wako Works of Art

ワコウ・ワークス・オブ・アート(六本木)にて、2014年1月18日(土)から2014年3月15日(土)まで、ヴォルフガング・ティルマンスの新作展「Affinity」が開催されます。

ヴォルフガング・ティルマンスは、1968年ドイツ生まれの作家です。大学でデザインを学んだ後、ロンドン、NY、ベルリンに移り住み、1980年代から雑誌『i-D』等の媒体で作品の発表をおこないます。1993年、ドイツのギャラリーでの個展を皮切りに現代美術作家としての活動を開始。2000年にはイギリスのターナー賞を受賞し、これまでにロンドン・テートブリテン(2003年、イギリス)やシカゴ現代美術館(2006年、アメリカ)などで大規模な回顧展を開催しています。日本では2004年、東京のオペラシティ・ギャラリーで国内美術館初の大規模個展を開催しました。近年の主な展覧会には、ストックホルム近代美術館(2012年、スウェーデン)、サンパウロ近代美術館(2012年、ブラジル)、チューリッヒ美術館(2012年、スイス)、ノルトライン-ヴェストファーレン州立美術館(2013年、ドイツ)等があります。

ワコウ・ワークス・オブ・アートでの5年ぶり、5度目の個展となる今回は、世界各地を旅しながら撮影をおこなった最新プロジェクト「Neue Welt(新しい世界)」からの新作の他に、印画紙に直接光や感光乳剤で操作を加えた結果、紙面に残留する塩化銀(silver chloride)などの化合物によって抽象絵画のような画面が生み出される「Silver」シリーズからの最新作、また、フレームをもちいず壁にクリップで直接シートを展示する2メートル以上の大型インクジェット作品などが展示されます。展示の中心となる作品には、今回からフレーミングとサイズを一新した新たなフォーマットがもちいられています。また『Neue Welt』のカタログが発表されて以降、ティルマンス作品の重要な要素として語られる機会が増えてきたレイヤー(重ね合わせ、多層構造)の要素が、個別の作品そのものにも備わっており、今回の新作展でもそのような作品が多く含まれています。

個展にあわせて、ティルマンス自身の編集によるアーティストブック"Wako Book"シリーズ最新刊『Wako Book 5』も刊行されます。ワコウ・ワークス・オブ・アートでの新作展は、常にティルマンスの次の展開を予見させるものとして注目を集めてきました。この機会に是非ご高覧ください。

event_note

Information

Wolfgang Tillmans Affinity

会期
2014年1月18日(土)- 3月15日(土)
営業時間
11:00 - 19:00 定休日:日・月・祝祭日
会場
東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル3F
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WAKO WORKS OF ART

バージョン情報
Version 3.0
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