KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭がクラウドファンディングを実施
Alfred Ehrhardt / Ryosokuin / 2019 / Photo by Takeshi Asano
2020年6月30日、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭が、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、1,000万円を目標に運営費用の募集を始めました。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭は、2013年にスタートした、日本では数少ない民間で企画・運営される写真祭です。毎年ひとつのテーマを決め、社会問題を扱う展示も積極的に行うなど、単なる写真展ではなく「よりよい社会を作っていくこと」を意識してプログラムを組み立てています。2019年の来場者は約17万人、7年間の累計で約73万人。京都市内の様々な業種の方々とも共存共栄を目指し、ギャラリー、ホテル、映画館、ナイトクラブ、飲食店などとコラボレーションしてきました。
「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2020」は、新型コロナウイルス感染症の影響で、春開催を秋開催に延期したことによる会場変更や展示計画の変更、人件費などの追加費用など、約500万円の経費増が発生しています。さらに、新型コロナウイルス感染症対策のため、備品や設備の費用がかかる可能性もあります。
また新型コロナウイルスの影響による経済的打撃を理由に、やむなくスポンサーを撤退・縮小された協賛企業もあり、約2500万円ほどの減収が見込まれています。
現状、開催規模の縮小や人員削減などの予算見直しに加え、行政による助成金の活用も積極的に検討していますが、現状赤字から抜け出す目処が立っておらず、金融機関からの借入金で今年の開催にこぎつけたとしても、来年以降の運営が非常に難しいことが予想されています。
これらの状況を踏まえ、企業協賛、チケット収入に加えた第三の柱として、クラウドファンディング=個人寄付を募るため、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭は本クラウドファンディングによる寄付募集を開始します。
本クラウドファンディングの詳細は、下記URLより。
https://readyfor.jp/projects/kyotographie2020
「アートフェア東京2021」が開催
2021年3月19日(金)から21日(日)まで、東京国際フォーラムにて、「アートフェア東京2021」が開催されます。
ヴォルフガング・ティルマンス「How does it feel?」
2020年11月7日から、ワコウ・ワークス・オブ・アート(東京・六本木)にて、ヴォルフガング・ティルマンスの個展「How does it feel?」が開催されます。
伊勢丹メンズ館が日本現代美術商協会(CADAN)との取り組みを開始
2020年2月19日から、イセタンメンズ館1階にて、日本現代美術商協会(CADAN)に会員として参加するギャラリーがキュレーションした作品が展示されます。