アンドレアス・グルスキー展
《99セント》 1999年/タイプCプリント/207×325×6.2cm
© ANDREAS GURSKY / JASPAR, 2013 Courtesy SPRÜTH MAGERS BERLIN LONDON
※「作品画像の転載・コピーは禁止」
2013年7月3日(水)から9月16日(月・祝)まで、国立新美術館(東京都港区)にて、ドイツの現代写真を代表する写真家、アンドレアス・グルスキーの国内初となる個展が開催されます。
アンドレアス・グルスキーは、1955年旧東ドイツのライプツィヒ生まれの作家です。幼少期に西ドイツへ移住し、1977年から1980年まで、エッセンのフォルクヴァング芸術大学でオットー・シュタイナートやミヒャエル・シュミットらの指導のもと、ヴィジュアル・コミュニケーションを専攻し、その後、1980年から1987年まで、デュッセルドルフ芸術アカデミーで写真界の巨匠ベルント・ベッヒャーに師事しました。そして、カンディダ・ヘーファー、アクセル・ヒュッテ、トーマス・ルフ、トーマス・シュトゥルートらとともに、ベルントと妻ヒラの指導を仰いだ「ベッヒャー派」の一人としてその名を知られるようになります。グルスキーは、2010年よりデュッセルドルフ芸術アカデミーの自由芸術学科を担当し、後進の指導にあたっています。
グルスキーは、2001年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で大規模な個展を開催し、一躍世界にその名が知られることになりました。代表作のひとつである《ライン川 II》が、2011年11月に、クリスティーズ・ニューヨークで現存する写真家の作品として史上最高額となる約433万ドル(日本円で約3億4千万円、当時のレートによる)で落札されたことでも世間を賑わせました。現在、ポンピドゥ・センター(パリ)、テート(ロンドン)、ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)をはじめとする世界の主要美術館がグルスキーの作品を所蔵しています。
本展では、1980年代の初期作品に始まり、《99セント》(1999年)、《ライン川II》(1999年)、《F1ピットストップIV》(2007年)、《ピョンヤンI》(2007年)、日本に関連した《東京証券取引所》(1990年)や《カミオカンデ》(2007年)といった代表作から、最新作《カタール》(2012)にいたるまで、グルスキー自身が厳選した約65点の作品が一堂に会します。展示会場は、初期から今日までを回顧する年代順ではなく、独自の方法にしたがって構成されています。
本展覧会は国立新美術館が「東京展」として開催され、「大阪展」として2014年2月1日(土)から5月11日(日)まで、国立国際美術館(大阪市北区中之島)にて巡回されます。グルスキーの写真世界の魅力が余すところなく紹介されている本展覧会、この機会に是非ご高覧下さい。
ANDREAS GURSKY | アンドレアス・グルスキー展
会期:2013年7月3日〈水〉→9月16日〈月・祝〉
休館日:毎週火曜日
会場:国立新美術館 企画展示室1E
開館時間:10:00-18:00 金曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
主催:国立新美術館、読売新聞社、TBS、TOKYO FM
後援:ドイツ連邦共和国大使館、東京ドイツ文化センター、InterFM
協賛:大日本印刷
特別協力:ぴあ
協力:全日本空輸、Sprüth Magers Berlin London
http://gursky.jp/
「アートフェア東京2021」が開催
2021年3月19日(金)から21日(日)まで、東京国際フォーラムにて、「アートフェア東京2021」が開催されます。
ヴォルフガング・ティルマンス「How does it feel?」
2020年11月7日から、ワコウ・ワークス・オブ・アート(東京・六本木)にて、ヴォルフガング・ティルマンスの個展「How does it feel?」が開催されます。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭がクラウドファンディングを実施
2020年6月30日、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭が、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、1,000万円を目標に運営費用の募集を始めました。