フィオナ・タン最新作「Nellie」本邦初公開
Nellie, 2013 ©Fiona Tan
ワコウ・ワークス・オブ・アート(六本木)にて、2014年7月19日(土)から2014年9月27日(土)まで、フィオナ・タンの最新作「Nellie」が展示されます。
フィオナ・タンは1966年インドネシア生まれ、オランダ在住の映像作家です。ヴェニス・ビエンナーレ、イスタンブール・ビエンナーレ、ICPトリエンナーレ、ドクメンタ11、ベルリン・ビエンナーレ、横浜トリエンナーレなど、これまで数多くのアートショウに参加、精力的に制作活動を続けています。2009年には第53回ヴェニス・ビエンナーレにオランダ代表として出品、2010年よりヨーロッパとアメリカの美術館を巡回する個展「Rise and Fall」を開催。2010年ヴェニス建築ビエンナーレでは、犬島で妹島和世建築のハウスプロジェクトと共存する島と人々をとらえた映像作品を発表しました。2013年、金沢21世紀美術館で国内初の回顧展を開催。2014年から2015年にかけ、森美術館でのグループ展参加の他、東京都写真美術館(2014年7月)、国立国際美術館(2014年12月)、IZU PHOTO MUSEUM(2015年)で個展を予定しています。
今回の作品は、画家レンブラントの娘コルネリア(愛称ネリー)をテーマにした映像インスタレーションです。コルネリアは、1654年にオランダで生まれ、当時のオランダ領バタヴィア(現インドネシア、ジャカルタ)でこの世を去ったといわれていますが、その生涯についてはほとんど記録が残されておらず、父親レンブラントによる肖像画のみならず、いかなる肖像も残されていません。「Nellie」は、その生涯が謎に包まれたコルネリアの、バタヴィアでのとある一日を、インドネシアに生まれ、現在はオランダを拠点とするアーティスト、フィオナ・タンのイマジネーションによって、鮮やかに蘇らせた映像作品です。
前回の「Photo Works」展で展示したフィオナ・タンの写真作品も、一部構成を変えて鑑賞出来ます。この機会に是非ご高覧下さい。
Information
Fiona Tan Nellie
- 会期
- 2014年2014年7月19日(土)- 9月27日(土)
- 営業時間
- 11:00 - 19:00
- 定休日
- 日・月・祝祭日
- HP
- http://www.wako-art.jp/
Map
WAKO WORKS OF ART
「アートフェア東京2021」が開催
2021年3月19日(金)から21日(日)まで、東京国際フォーラムにて、「アートフェア東京2021」が開催されます。
ヴォルフガング・ティルマンス「How does it feel?」
2020年11月7日から、ワコウ・ワークス・オブ・アート(東京・六本木)にて、ヴォルフガング・ティルマンスの個展「How does it feel?」が開催されます。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭がクラウドファンディングを実施
2020年6月30日、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭が、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、1,000万円を目標に運営費用の募集を始めました。