森美術館10周年記念展「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト‐来たるべき風景のために」
菅 木志雄
《間連空》
2010年
ワイヤー、セメント
220×φ323 cm
展示風景:ギャラリー604、釜山
撮影:佐藤 毅
2013年9月21日(土)から、森美術館(東京・六本木)にて「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト‐来たるべき風景のために」が開催されます。
「六本木クロッシング」は、森美術館が3年に一度、日本のアートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として2004年から開催されているシリーズ展です。第4弾となる本展では、シリーズ初の試みとして海外からルーベン・キーハン(クイーンズランド・アートギャラリー | ブリスベン近代美術館アジア現代美術キュレーター)、ガブリエル・リッター(ダラス美術館アシスタント・キュレーター)の若手ゲスト・キュレーター2名を迎え、片岡真実さん(森美術館チーフ・キュレーター)との共同企画により、今日の日本の現代アートをグローバルな視点から考えます。
本展のタイトル「アウト・オブ・ダウト」は、東日本大震災以降、社会的な自覚や意識が明確に高まっている現在の日本において、これまでのあらゆる社会通念や既存の制度に向けられた疑念(ダウト)から、どのような生産的な議論を生み出せるかという問題を提起しています。参加アーティストは29組、1970~80年代生まれが中心となっていますが、日本を歴史的に再検証する意味で、戦後の前衛的な日本美術を牽引してきたアーティストたちとの世代を超えた対話も試みます。また、地理的な意味での日本に限定せず、日系/在外アーティストを含めることにより、日本の文化の拡がりについても考察します。
参加作家
赤瀬川原平(1937年神奈川生まれ、東京在住)
アキラ・アキラ(1981年兵庫生まれ、オーストラリア在住)
新井 卓(1978年神奈川生まれ、在住)
荒川 医&南川史門(1977年福島生まれ、アメリカ在住 [荒川]/1972年東京生まれ、在住 [南川])
朝海陽子(1974年東京生まれ、在住)
千葉正也(1980年秋田生まれ、神奈川在住)
遠藤一郎(1979年静岡生まれ、「未来へ号」にて生活)
サイモン・フジワラ(1982年イギリス生まれ、ドイツ在住)
岩田草平×プロマイノリティ(1979年和歌山生まれ、東京在住 [岩田]/2012年結成、東京およびインドの西ベンガルを拠点に活動 [プロマイノリティ])
泉 太郎(1976年奈良生まれ、東京在住)
金氏徹平(1978年京都生まれ、在住)
風間サチコ(1972年東京生まれ、在住)
小林史子(1977年東京生まれ、在住)
小泉明郎(1976年群馬生まれ、神奈川在住)
満田晴穂(1980年鳥取生まれ、東京在住)
森 千裕(1978年大阪生まれ、東京在住)
中平卓馬(1938年東京生まれ、神奈川在住)
中村 宏(1932年静岡生まれ、東京在住)
中村裕太(1983年東京生まれ、京都在住)
丹羽良徳(1982年愛知生まれ、東京在住)
奥村雄樹(1978年青森生まれ、ベルギー在住)
プロジェクトFUKUSHIMA!(2011年結成、福島を拠点に活動)
流井幸治(1976年京都生まれ、オーストラリア在住)
笹本 晃(1980年神奈川生まれ、アメリカ在住)
下道基行(1978年岡山生まれ、愛知在住)
菅 木志雄(1944年岩手生まれ、静岡在住)
田島美加(1975年アメリカ生まれ、在住)
高坂正人(1977年オーストラリア生まれ、在住)
柳 幸典(1959年福岡生まれ、広島在住)
森美術館の開館から10年。本展は、激変し続ける世界で日本の現代アートの様相を浮き彫りにしつつ、未来への可能性を導き出すきっかけになる事を願って開催されます。この機会に是非ご高覧下さい。
森美術館10周年記念展
六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために
会期:2013年9月21日(土)-2014年1月13日(月・祝)
主催:森美術館
企画:片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)、ルーベン・キーハン(クイーンズランド・アートギャラリー | ブリスベン近代美術館アジア現代美術キュレーター)、ガブリエル・リッター(ダラス美術館アシスタント・キュレーター)
会場:森美術館 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
開館時間:10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで ※会期中無休
入館料:一般1,500円、学生(高校、大学生)1,000 円、子供(4歳から中学生)500円
公式サイト:http://www.mori.art.museum
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