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荒木経惟 「色(エロ)女(リアル)」

By the editors of TECHNÉ, posted at 01:46 PM on May 19, 2013

荒木経惟 「色(エロ) 女(リアル)」 2013年 RPダイレクトプリント ペーパーサイズ:50.8 x 61 cm

タカ・イシイギャラリー(東京・清澄)にて、2013年5月25日(土)から6月22日(土)まで、荒木経惟さんの個展「色(エロ)女(リアル)」が開催されます。タカ・イシイギャラリーでの20回目の個展である本展では、エロくてリアルであることを前提に、荒木さんが新たにセレクションした50点の作品が展示されます。

雑誌のクラビアなんておもしろくないじゃない?特にデジタルになってからさ。エロがないわけだよ。間違ってるね。だから今、ちゃんと打つんだ。雰囲気とか概念とかじゃなくて、リアルじゃなきゃいけない。写実ってのではなくて、リアルってこと。エロリアルだよ。そのものズバリで言った方が良いんだ。ハダカとか何とかじゃなく着てても良い感じにエロっていうね。脱ぐ前、縛る前の感じのエロさ。そういう要素が無くちゃダメなんだよ。ただホテルでポンって座ってるだけ、関係ができる前の「エロ在感」って呼んでんだけどね。今は絶対にこれだから。

2013年4月8日 荒木 経惟

荒木さんの写真には、いかにして人との関係を築き、それを豊かに展開していく事が出来るのかという問いかけが絶えず含まれています。エロスとタナトスという荒木作品の本質的な要素も、人の関わりを様々に描いた作品を通して、これまで様々な解釈がなされてきました。今回発表する作品によって、巷に溢れるグラビア写真の安易な表現に対して、エロリアルである写真の重要さを訴えます。人と人との関係が生まれる前に存在する「エロ在感」を感じることこそが、そこから発展する関係の在り様を一層豊かなものとするからです。

今展覧会の開催に合わせ、タカ・イシイギャラリーが発行する作品集『色(エロ)女(リアル)』も刊行されます。人の生の様々な瞬間を、写真ならではの方法で表現し続ける荒木さんの作品世界を、この機会に是非ご高覧ください。

荒木 経惟「色(エロ)女(リアル)」
Nobuyoshi Araki “EroReal”
会期:2013年5月25日(土)- 6月22日(土)
オープニング・レセプション:5月25日 18:00 - 20:00

タカ・イシイギャラリー(東京・清澄)
東京都江東区清澄1-3-2 5F
営業時間:12:00 - 19:00
定休日:日・月・祝祭日
http://www.takaishiigallery.com/

バージョン情報
Version 3.0
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