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アートフェア東京2014 内覧会レポート

By the editors of TECHNÉ, posted at 11:26 AM on March 7, 2014

2014年3月6日(木)、東京国際フォーラムにて、国内最大級のアート見本市「アートフェア東京2014」の招待者向け内覧会が開催されました。

古美術、工芸、日本画、彫刻、現代美術、写真、版画、映像作品など、幅広い作品が展示されました。展示されている作品には、売約済みを示す赤いシールが貼られているものも多く、ファーストチョイス、オープニングプレビューは多くの人で賑わいました。

ルセデス・ベンツ日本株式会社からは、前回に引き続きコラボレーションカーが展示されました。今回のコラボレーションカーは、アーティストの金氏撤平さんが担当。金氏さんはアートディレクターの古平正義さんと共に、アートフェア東京のキービジュアルのコラボレーション企画にも参加しています(http://artfairtokyo.com/featured/16938.html

アートフェア東京では、nca | nichido contemporary artで扱われる作家、越中正人さんにお話を伺いました。本フェアでは新作を展示し、「今回、孤独死をテーマに作品を作っています。フェルメールの絵というのは、大概部屋の中に一人で居るというのが描かれているんですね。孤独死という日本のイメージも部屋の中で一人で居るというイメージがあると思うんですけど、それについて『悲惨』とか『可哀想』というイメージがついて回るのですが、フェルメールの絵を見た時にそんな事はこれっぽっちも思わないじゃないですか。つまり何が言いたいのかというと、イメージが事実になってしまっている部分というのが非常に大きくて、実際は孤独であったとか、悲しいとか寂しいとは誰もわからないじゃないですか。フェルメールの絵と同じように。でもそれが可哀想とか、イメージに覆い尽くされているという部分が問題なんじゃないかと思って作品を作ったんですね。」と語ってくれました。

アートフェア東京2014は3月9日まで開催されます。

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