Artchevron_rightチェン・ラン「The Lament: Mountain Ghost」開催

2018年10月13日から、オオタファインアーツにて、中国・杭州で活動する作家チェン・ランの日本初個展「The Lament: Mountain Ghost」が開催されます。

チェン・ランは、1981年中国・内モンゴル自治区生まれのアーティストです。近年の個展に「Cheng Ran - In Course of the Miraculous」MAC、ベルファースト（2017-18年）、「Diary of a Madman」New Museum、ニューヨーク（2016年）、「In Course of the Miraculous」K11 Art Foundation、香港（2016年）、主なグループ展に「FRONT International: Cleveland Triennial for Contemporary Art」（2018年）、「Strange Days: Memories of the Future」The Store X and the New Museum、ロンドン（2018年）、「14th Istanbul Biennial」（2015年）、「Inside China: L’Intérieur du Géant」パレ・ド・トーキョー、パリ（2014-15年）があります。2017年、マドリード・フィルム・フェスティバルにて最優秀監督賞を受賞。2015年、2016年にAward of Art Chinaの「Best Young Artist in China」ファイナリストに選出。2015年、Pierre Huber賞を受賞。 2014年、「Randian」誌が選ぶ「Best Young Video Artist」に選出されています。

西洋のポピュラーカルチャーを切り口とした、映画さながらの美しさを持つビデオ作品でよく知られるチェン・ランですが、今展では展覧会と同名の新作ビデオ作品が展示されます。古代中国の審美感覚、現代を生きる若者の舞、上海の都市風景と電子音楽が複雑に重なり、見るものを魅了します。同時に展示する複数の立体作品は、ライトボックスやテレビスクリーンなど違う形を通して、顔料が液晶の上で広がる抽象美を体現します。本ビデオ作品の制作のもととなった中国古代の詩人・屈原は、自己を顧みることなく国の行方を必死で考えた情熱の人物として知られています。

「The Lament: Mountain Ghost」の会期は11月24日まで。