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ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢

By the editors of TECHNÉ, posted at 03:09 PM on April 5, 2014

本展イメージビジュアル 2014 年 ⒸNicolas Buffe

2014年4月19日(土)から6月29日(日)まで、原美術館(品川)にて「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」が開催されます。

ニコラ ビュフは、1978年パリ生まれの作家です。日本においては、銀座メゾンエルメスのウィンドウディスプレイ「赤ずきんのカレちゃん」(2010年)、フランス大使館旧庁舎でのグループ展「No Man’s Land(ノーマンズランド)」(2009年)のためのゲート制作や、東京都現代美術館でのグループ展「屋上庭園」(2008年)に参加している新進気鋭のアーティストです。幼少期、パリでテレビ放映され夢中になった「宇宙刑事ギャバン」が、実は日本で製作された実写特撮番組であることを後に知ったビュフは、日本への興味を強くかきたてられ、日本語や日本文化を勉強し、ついには活動拠点を東京に移し現在に至ります。

2012年にシャトレ座(パリ)で上演された古典オペラ「オルランド」の斬新なアートディレクションで一躍時の人となったビュフ。日本やアメリカ由来のサブカルチャーと、ヨーロッパの伝統的な美意識を融合させるビュフは、本展でもかつて邸宅であった原美術館の建築と周囲に広がる庭園を舞台に、現代版冒険活劇とも言える世界へ観客を誘うインスタレーションを展開します。本展では、主人公である少年ポリフィーロの冒険を通し、夢と愛、闘いと勝利、死と再生という、普遍的なテーマが呈示されます。主に壁画と立体作品を組み合わせた大型インスタレーションで構成される本展は、AR(拡張現実)の技術を用いて鑑賞者が仮想空間で甲冑をまとうことのできるインタラクティブなマルチメディアインスタレーション、屋外の大型インスタレーションなど、美術館全体をファンタジーの世界に変える異色の試みとなっています。

本展はニコラ ビュフの美術館における初個展となっています。この機会に是非ご高覧下さい。

「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」(英題 Nicolas Buffe, The Dream of Polifilo)
会期/2014年4月19日[土]-6月29日[日]
主催 会場/原美術館
後援/フランス大使館
助成/フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本/アンスティチュ・フランセパリ本部、
フランス国立映画・映像センター
特別協賛 / エルメスジャポン株式会社
協賛/ソシエテジェネラル
協力/山本現代
観覧料:一般1,100円/ 大高生700円/ 小中生500円/
住 所:東京都品川区北品川4-7-25
公式サイト:http://www.haramuseum.or.jp/

event_note

Information

「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」(英題 Nicolas Buffe, The Dream of Polifilo)

会期
2014年4月19日[土]-6月29日[日]
会場
原美術館 東京都品川区北品川4-7-25
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原美術館

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