Artchevron_right第6回恵比寿映像祭 開催

2014年2月7日（金）から2月23日（日）にかけて、東京都写真美術館（恵比寿）にて、「第6回恵比寿映像祭」が開催されています。

恵比寿映像祭は、毎年15日間にわたり、展示、上映、ライブ・パフォーマンス、関連イベントなどによって複合的に構成する、映像とアートの国際フェスティバルです。第6回恵比寿映像祭の総合テーマ「トゥルー・カラーズ」は、映像というメディアが映し出す現代社会の多様性を示しています。世界がグローバリゼーションの一途をたどるなかで、失われたものの重要性や、新たに生み出されたネットワークやコミュニティ、さらにそれらが示唆する未来の可能性についての考察を試みます。

注目の作品は、日本初公開となるデイヴィッド・ホックニーの映像作品「ジャグラーズ、2012年6月24日」です。ジャグラー達のパフォーマンスの様子が映し出された18台のマルチ・スクリーン。グリッドが複合的に合わさった画面の構成は、これまでのフォト・コラージュを発展させた新たな映像表現の実践であり、デイヴィッド・ホックニーによるヴィデオ・インスタレーションへの試みです。また、イメージとサウンドの関係性を探り、展示空間において再構築するインスタレーションで、国際的に高く評価されているアンリ・サラの初期作品を、展示空間、上映ホールの大画面、音響システムで鑑賞出来ます（上映作品鑑賞は要チケット）。その他にも、第55回ヴェネツィア・ビエンナーレにて、最も有望な若手アーティストに贈られる銀獅子賞を受賞したことでも知られるカミーユ・アンロの作品「偉大なる疲労」も展示されています。

展示、上映の他にも、オフサイト展示、ライブ・イベント、シンポジウム、レクチャー、ラウンジトークなど、様々な企画が実施されます。この機会に是非ご高覧下さい。

第６回恵比寿映像祭　トゥルー・カラーズ
会期：平成26（2014）年2月7日（金）～2月23日（日）［15日間］
＊うち、2月17日（月）のみ休館
時間：10：00 - 20：00
＊ただし最終日平成26（2014）年2月23日（日）のみ18：00まで
会場：東京都写真美術館全フロア及び恵比寿ガーデンプレイス センター広場、
ザ・ガーデンルーム、恵比寿周辺文化施設及びギャラリーほか
料金：入場無料（※定員制の上映プログラム、イヴェント等については有料）
http://www.yebizo.com/