「ソフィ カル―最後のとき/最初のとき」
「最後に見たもの」(部分) 2010年、カラー写真 ©ADAGP, Paris 2013 Courtesy Galerie Perrotin, Hong Kong & Paris – Gallery Koyanagi, Tokyo
原美術館(東京・品川)にて、2013年3月20日(水・祝)から6月30日(日)まで、フランスの女性現代美術作家、ソフィ カルの個展が開催されます。
ソフィ カルは、1953年パリ生まれの作家です。10代の終わりから7年間の放浪生活を送り、26歳でパリに戻りました。その頃から制作を始め、1980年に展覧会へ出品しました。彼女は主に写真と言葉を用いた物語性の高い作品で知られており、テート・ギャラリーやポンピドゥー・センターをはじめとする各国の主要美術館での個展開催や、第52回ヴェネツィアビエンナーレ(2007年)に参加するなど、フランスを代表する作家の一人です。
本展覧会「ソフィ カル―最後のとき/最初のとき」は、カルが長年にわたって探求してきた視覚や認識に関する最新作で、第12回イスタンブール・ビエンナーレ(2011年)に関連して発表された「最後に見たもの」(2010年)、「海を見る」(2011年)の2作品が日本で初めて公開されます。また、本展覧会では過去の代表作品「盲目の人々」(1986年)より1点展示されます。同じく現代美術作家である杉本博司さんの代表作品「海景」を組み合わせた特別版(1999年)となります。
私はイスタンブールに行った。そして盲目の人々に出会った。多くは突然視力を失ってしまった人々だった。
私は、彼らが最後に見たものを話してくれるよう頼んだ。
私はイスタンブールに行った。水に囲まれたその町で、一度も海を見たことがないという人々と出会った。
私は彼らの“最初”を撮影した。
――ソフィ カル
原美術館では「限局性激痛」展以来、14年ぶりとなる彼女の個展となります。この機会に是非ご高覧下さい。
展覧会名:「ソフィ カル―最後のとき/最初のとき」
会期:2013年3月20日[水・祝] - 6月30日[日]
会場:原美術館 東京都品川区北品川4-7-25
主催:原美術館
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
助成:アンスティチュ・フランセ日本
協力:サムスン電子ジャパン株式会社、ギャラリー小柳
開館時間:11:00 am-5:00 pm
(3月20日を除く水曜は8:00 pmまで/入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日にあたる4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
入館料:一般1,000円、大高生700円、小中生500円/
原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20名以上の団体は1人100円引
http://www.haramuseum.or.jp
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