「会田誠展:天才でごめんなさい」
《灰色の山》2009-11年 アクリル絵具、キャンバス 300×700 cm
タグチ・アートコレクション蔵 制作協力:渡辺 篤
Courtesy: Mizuma Art Gallery
2012年11月17日(土)から2013年3月31日(日)まで、六本木・森美術館にて「会田誠展:天才でごめんなさい」が開催されます。
デビュー以来20年、さまざまな話題を提供し続ける会田誠さんは、日本の近現代社会をシニカルに捉えた鮮烈な作品を発表し続けています。その題材や技法は極めて幅広く、そのスタイルも固定化を拒むように七変化してきました。本展は初期の代表作から日本未公開作品3点、最新作7点を含む約100点を通して、これまで断片的にしか紹介されてこなかった会田誠さんの全貌に迫ります。
本展の数あるみどころの一つとして「18禁部屋」があります。日本の美術界への実質的なデビュー作であり、エログロ作家と呼ばれる原因にもなったという《巨大フジ隊員VSキングギドラ》(~1993年)や、日本中を震撼させた連続幼女誘拐殺人事件と期せずして同時期に制作されていた「犬(雪月花)」シリーズなどを含む、性的描写や残虐性の強い作品も「18禁部屋」で展示されます。作品それぞれの背景にある社会的、美術史的文脈を読み解くことで、決してエログロだけではない会田さんの世界を知る事が出来るはずです。
日本の近現代美術やその環境に言及しながら会田さんの作品を紐解いていくことは、日本社会や人々の心理の深層、日本の現代美術の複雑さを考える機会でもあります。この機会に是非ご高覧下さい。
主催:森美術館
企画:片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
協賛:株式会社大林組、三建設備工業株式会社、新菱冷熱工業株式会社、株式会社九電工
協力:シャンパーニュ ニコラ・フィアット、ボンベイ・サファイア
特別協賛:会田誠:平成勧進プロジェクト
会期:2012年11月17日(土)-2013年 3月 31日(日)
会場:森美術館 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
開館時間:10:00 -22:00|火 10:00 -17:00
*ただし 1/1(火・祝)は22:00まで *いずれも入館は閉館時間の30分前まで *会期中無休
入館料:一般 1,500円、学生(高校・大学生)1,000円、子供(4歳-中学生)500円 *表示料金に消費税込
*本展のチケットで「MAMプロジェクト 018:山城知佳子 」展、展望台 東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)
*スカイデッキへは別途料金がかかります
【公式サイト】
http://www.mori.art.museum/jp/index.html
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