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「AWAKENING」

By the editors of TECHNÉ, posted at 12:29 PM on June 18, 2012

©Hideki Inaba, 2012

2012年6月9日(土)から、エスパス ルイ・ヴィトン東京にて第4回目となる展示「AWAKENING」が開催されています。エスパス ルイ・ヴィトン東京で催される2度目のグループ展である本展では、ペッカ・ユルハ、ハンナレーナ・ヘイスカ、サミ・サンパッキラのフィンランド人アーティスト3名の最新作を通じて、フィンランドの現代アートシーンに焦点をあてています。

ガラスに囲まれたエスパス ルイ・ヴィトン東京のスペースではこれまで、降り注ぐ自然光に着想を得た作品が展示されてきましたが、今回のエキシビションでは、敢えて日差しを遮断することでまったく新たな空間が誕生しました。洞窟のようにほの暗くどこか神秘的な雰囲気の中、オリジナル作品の数々が並びます。

昨年のヴェネチア・ビエンナーレにおいて、フィンランド・パビリオンのキュレーションを手掛けたインディペンデント・キュレーターのラウラ・コーニッカは、本エキシビションのために、「生(Life)」の物珍しさや特異性を表現する作品を創作するアーティストたちを選定しました。スペースに展示された作品は、すべてタイトルである『AWAKENING』(目覚め、覚醒)という視点から解釈できます。満天の星空、瞬間的に押し流される人の集団の映像、胃の底に響き渡るようなベース音、巨大な耳、クリスタルのプリズムなどによって、自分自身の実存、思考、環境、感情に気付かせてくれるものを体現しています。

会期は6月9日から9月9日まで。この機会に是非ご高覧下さい。

エスパス ルイ・ヴィトン東京
[住所]東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7F
[会期]2012年6月9日-2012年9月9日 12:00-20:00 入場無料
http://www.espacelouisvuittontokyo.com/

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