「トーマス・デマンド」展 開催
《洞窟》2006年、Cプリント
©Thomas Demand, VG Bild-Kunst, Bonn / APG-JAA, Tokyo
Courtesy Taka Ishii Gallery, Spruth Magers, Esther Schipper, Matthew Mark
東京都現代美術館では、2012年5月19日(土)から2012年7月8日(日)にかけて、「トーマス・デマンド」展が開催されます。トーマス・デマンド(1964年生まれ)は、被写体となる状況を自ら制作して撮影する構成写真で知られる、ドイツ現代美術界を代表する作家の一人です。デマンドは主に政治的、社会的事件が起きた現場の風景を、写真をもとに厚紙で精巧に再現し、それを撮影します。
ちらりと浴槽がのぞくバスルームや、がらんとしたコーヒーショップ、エスカレーターなど、ごく普通の日常の風景が切り取られた世界。それらは一見本物と見粉うものの、よく見るとその空間を占める均一な質感によって、見る者は奇妙な違和感におそわれます。わけありの場面、日常の背後にある心理的な風景を、デマンドは静かに、ぞくぞくさせるような形で私たちの目の前に見せてくれます。デマンドはこういった構成写真の第一人者として国際的に高く評価され、ニューヨーク近代美術館をはじめとして世界の主要な美術館で個展を開催してきました。
本展は、初期作品から映像作品(最新の映像作品《パシフィック・サン》が本邦初公開)を含む新作まで、デマンドの活動を本格的に紹介する、日本の美術館では初めての個展となります。この機会に是非ご高覧下さい。
会 場:東京都現代美術館 企画展示室3階
会 期:2012年5月19日(土)-2012年7月8日(日)
時 間:10:00-18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般1,000円、大学生・65歳以上800円、中高生500円/小学生以下無料
住 所:東京都江東区三好4-1-1
http://www.mot-art-museum.jp/
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