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BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展

By the editors of TECHNÉ, posted at 12:01 PM on March 23, 2012

Beat Takeshi Kitano, 2009
Acrylic paint on canvas, 91 x 117 cm
“Collection of the Fondation Cartier
pour l'art contemporain”
©Office Kitano Inc.

2012年4月13日(金)から9月2日(日)まで、東京オペラシティアートギャラリーにて「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展 Fondation Cartier pour l‘art contemporain」が開催されます。

フランス・パリの「カルティエ現代美術財団」にて2010年3月~9月、6ヶ月にわたり開催された『Beat Takeshi Kitano, Gosse de peintre 絵描き小僧』展は、現代アーティスト「BEAT TAKESHI KITANO」日本初の個展です。“天才コメディアン・ビートたけし”、“世界的映画監督・北野武”としても知られる現代アーティスト「BEAT TAKESHI KITANO」の作品が一堂に会する本展覧会は、彼の奇抜なユーモアと斬新な発想に溢れたユニークな作品を集めた、アミューズメントパークのような展覧会となっています。

1994年のバイク事故以降リハビリを兼ねて、動物と花が融合した不思議な絵を描き始めました。それ以来、『HANA-BI』『菊次郎の夏』『アキレスと亀』など、自ら監督した映画の中で色鮮やかな作品を発表してきました。日頃から「ペンキ屋のせがれ」を自認する本人は、その鮮やかな作品の色彩に関しては「ペンキ屋だったおやじの影響だ」と話しています。また、作品制作については、「眠くなかったり、眠りたくない夜は絵の具や鉛筆を使って絵を描く」と語るほど、本人にとっては日常的な出来事です。

展覧会開催にあたってBEAT TAKESHI KITANO氏は「この個展を通して、アートって言葉に、もっと別の意味をもたらせたらいいなと思う。アートって特別なものじゃなく、型にはまらず、気取らず、みんながすっと入っていきやすい、気軽なものであるべきだと思う。日本開催が実現できてうれしいし、ぜひ多くの方に楽しんでもらいたい。」とコメント。また、カルティエ現代美術財団エルベ・シャンデスゼネラルディレクターは本展覧会の日本凱旋にあたり「当財団が主催したキタノ氏による展覧会で私がもっとも気に入っているのは、見る人の想像をかき立て、自由な発想を促すような、その独特の雰囲気です。パリの人々はモダンで才気あふれる奇跡的なアイデアの数々に夢中になりました。キタノ氏の作品が持つ発想の自由さに強く惹かれ、陽気で、素朴で、しかも信じられないほどの賢さが大好きになったのです。」とコメントしました。

ポップカルチャーと科学、想像と風刺、伝統と教育、美とキッチュといったものが融合したアミューズメントパークのような展覧会。絵画、インスタレーション、映像、参加型のワークショップなど、多様な表現方法で制作されたユニークな作品たちにより、観る者は「BEAT TAKESHI KITANO」ワールドに引き込まれていきます。パリでの展覧会以降に制作された作品も、今回初公開される予定です。知られざる「BEAT TAKESHI KITANO」の感性を体感できる展覧会をこの機会に是非ご高覧下さい。

タイトル:BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展 Fondation Cartier pour l‘art contemporain
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
開催期間:2012年4月13日(金)~9月2日(日)
開館時間:11時~19時(金、土は20時 最終入場30分前)
休館日:毎週月曜(祝日の場合は翌日 ※GW中は無休)、8月5日(日)
入場料:大人1,300円(1,100円)/大学・高校生1,000円(800円)/中・小学生 800円(600円)
※未就学児無料 ※( )は前売りおよび15名以上の団体料金
問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト:http://www.btk2012.jp/

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