「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの監督、庵野秀明さんも登壇 第27回東京国際映画祭記者会見
2014年8月26日、六本木ヒルズにて、第27回東京国際映画祭の記者会見が行われました。
今回で27回目の開催となる東京国際映画祭は、5つのポイントに重点を置いています。1つめは「会場の拡大」、2つめは「アニメーションの注力」、3つめは「歌舞伎座特別上映イベント」、4つめは「アジア映画の発信強化」、5つめは「若手育成」です。「会場の拡大」は、従来の六本木に加えて、日本橋、歌舞伎座が加わります。「アニメーションの注力」に関しては、特集上映として、日本を代表するアニメーション作品を生み出し続けている庵野秀明さんの特集上映『庵野秀明の世界』が開催されます。「歌舞伎座特別上映イベント」は、チャールズ・チャップリンの名作「街の灯」(1931年)が上映されます。チャップリンは歌舞伎をこよなく愛し、来日の際にも度々歌舞伎を訪れています。「アジア映画の発信強化」では、国際交流基金との取り組みとして、日本を含めたアジアを中心とした若手クリエイターの発掘と支援を行います。「若手育成」は、岡本あずささんとハリー杉山さんをフェスティバルナビゲーターとして迎え、若い世代への映画の魅力を発信していきます。その他にも、学生応援団が参加したり、ニコニコ動画との取り組みなど、若い世代に向けて、映画祭への参加を促します。
この日は庵野秀明さんもゲストとして登壇しました。自身の忘れがたい作品として、「やっぱり、エヴァンゲリオンになるんですかね。」と答えました。上映ラインナップには、三鷹の森ジブリ美術館にて公開されていたアニメーション映像「空想の機械達の中の破壊の発明」もあり、この作品について庵野さんは「宮さん(宮崎駿さん)が色々言ってきたから、つまんなくなっちゃった(笑)。僕のコンテの方が面白かったんですよ。でも、口出さないって言ったくせに、コンテをこっそり書きなおしたりして。宮さん企画だから逆らえないじゃないですか。渋々、アイデア通りにやったんです。」と、ユーモアを交えて語りました。
第27回東京国際映画祭は2014年10月23日から10月31日まで開催されます。
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