2019年4月17日、中国のゴビ砂漠に、火星基地シミュレーター「火星1号基地」(Mars Base 1 Camp)が登場しました。
この施設は、火星で生活するための訓練を受ける宇宙飛行士だけではなく、10代の若者も火星での暮らしを疑似体験できる施設として建築されました。この施設は、火星に関する知識を広めるとともに、宇宙の魅力を伝える事を狙いとしています。また、基地には宇宙飛行士の移住区や制御室、植物を栽培する実験室など、9つの部屋が設けられています。2020年にはレストランやホテルも併設し、観光客向けに開放する計画です。
中国は現在、宇宙開発に莫大な予算を投じており、2020年には中国初となる無人の火星探査機を打ち上げる計画で、月と火星の探査を同時に進めている他、2022年までに有人宇宙ステーションの設置を目指しています。