NTTドコモ 2012年冬モデル 新商品・新サービス発表
NTTドコモは2012年10月12日、スマートフォン9機種、タブレット1機種、iモード携帯4機種、モバイルWi-Fiルーター1機種、フォトパネル1機種、合計16機種の新商品を発表しました。
今年の6月に就任した加藤薫社長のプレゼンテーションにより、商品説明が始まりました。今回発表されたスマートフォン9機種は、全てXi(クロッシィ)対応となりました。どの機種を選んでも、LTEの高速通信が可能となります。加藤社長はスマートフォンの特徴を5つに分けて紹介。1つめは受信時の最大速度100Mbpsの国内最速LTE(※冬モデル発売時からスタート)、2つめはクアッドコアCPU搭載、3つめは大容量バッテリー、4つめはNOTTV(ノッティーヴィー)対応端末の拡大、5つめはNFC対応端末の登場、これら5つを最新機種の特徴として紹介しました。
質疑応答では加藤社長に加え、丸山誠治プロダクト部長も壇上にのぼり、取材陣の質問に答えました。「WindowsPhoneについてですが、今朝の報道では日本マイクロソフトが提供を見送ったとありましたが、ドコモさんとしては出したかったけどマイクロソフトが見送ったのでしょうか。お聞かせ下さい。」との質問に対して加藤社長は「私どもがコメントして良いのか難しいですけど、基本的にはマイクロソフトさんとベンダーさん(メーカー)との話し合いだと思います。WindowsPhoneは山田(前社長)が冬にとの事を言いましたが、色んな事情により少し遅れる事になります。ただWindowsPhone、WindowsPhone8に関しては魅力あるOSだと思っています。出来るだけ早く採用出来る物は採用したいと思っています。」と答えました。
その他には「先月のMNPに結果を見ると、流出が9万5千近くあって、iPhone5の影響も出ていると思います。現時点でのiPhone5の影響をどの様にお考えでしょうか。それと、現時点でのiPhoneの販売はどの様にお考えでしょうか」との質問に対しては、「iPhone5に関しては、一定の影響は受けました。MNPに関しては、今年度から改善が進んでいまして、8月までは改善が継続していたのですが、iPhone5の影響もあって先月はMNPが少し増えています。一方で総販売数であるとか、新規販売、GfKが発表している量販店でのシェアを見ていると、それほど影響を受けていません。売り場においては負けていないとは思っているのですが、MNPでは抜けていっている。想定内ではあったものの、一定の大きさになっていると思っています。」と答えました。続けて「今日ご説明した通り、ドコモクラウドを中心としてサービスを充実させて多様化し、Xiのネットワークを磨き上げながら、様々な端末を発売していく。この三位一体の中でお客様に満足を提供していこうと考えています。iPhone5に関しては、魅力的な端末だと思っています。ただ先程いったような一体的なやり方でやりたい私どもの考えと、アップルさんの考えが少し違っていまして、それがどの程度共存共栄出来るのか、今模索しているところです。金輪際iPhoneを扱わないというわけではありませんので、ご理解頂ければと思います。」と説明しました。
その他にも「ゲームコンテンツを展開することで、これまで協力関係にあったDeNAと競合していくのではないか?」との質問に関しては、「(コンテンツを展開することに)ご理解は頂いています。」と説明し、「MasterCard以外の決済方法について、VISAなどは検討しているか?」との質問に対して「今後とも(VISAと)協議していきたいと考えていますが、今のところはMasterCardさんと話がついて、今日こういう発表をさせて頂きました」と答えました。
最後に、新CMに出演する広末涼子さん、清水くるみさんが登壇。広末さんは「デビュー当初からお世話になってるドコモさんと、またこうしてお仕事ができて嬉しく思っています。ドコモさん以外の携帯は使った事がありません。浮気をしなかった私の思いが通じて、こうやって長い付き合いが出来ていると思うと嬉しく思います。」とCMに“復帰”した感想を述べました。清水さんは「私も4年程前にドコモのCMに出演させてもらって、また出演出来て嬉しいです。」と挨拶。広末さんは最後に「これからもドコモと、ドコモの広末を宜しくお願いします」と笑顔で挨拶しました。