「第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」日本館展示報告会レポート
2016年7月27日(水)、国際交流基金にて、第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館展示報告会が開催されました。
報告会には、キュレーターの山名善之さん、制作委員の菱川勢一さん、内野正樹さん、篠原雅武さんが登壇しました。その他にも、会場デザインを担当したtecoの金野千恵さん、出展作家の皆さんが登壇し、喜びの報告を行いました。
日本館の展示は「en [縁]:アート・オブ・ネクサス」と題し、高度経済成長終焉後の現代日本において、新しい価値を求めて活動する若い世代の建築家たちの実践を3つのテーマから紹介する内容となっています。現代日本で今現在起こっている出来事や課題に真摯に向き合い、失われつつある繋がりや、まだ誰にも見えていない結びつきを、丁寧に紡いでいこうとする建築家たちの活動に光を当てています。
2016年5月28日11時(現地時間)、ビエンナーレ開幕と共に本年度の各賞が発表され、日本館の展示「en [縁]:アート・オブ・ネクサス」は特別表彰(Special Mention)を受賞しました。日本館の特別表彰受賞は、2013年第55回ヴェネチア・ビエンナーレ美術展(アーティスト:田中功起さん)以来となります。建築展では、磯崎新さん、伊東豊雄さんがこれまでパヴィリオン賞(金獅子賞)を受賞しています。