2014年10月31日、東京都現代美術館にて、「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」の会見が開催され、映画監督のミシェル・ゴンドリーが来場しました。
本展は、世界で活躍する映像作家としての顔と、アマチュア映画愛好家としての顔を持ち合わせるゴンドリーの魅力に、「ホームムービー・ファクトリー」、「Around the World in 19 Videos」の2部構成で迫っていきます。第1部「ホームムービー・ファクトリー」は、ゴンドリーが考案した独自の映画制作方法で、来場者が実際に映画作りに参加することができる体験型展示です。この展示は2008年にニューヨークのダイチ・ギャラリーで開催されて以来、モスクワ、サンパウロ、パリなど各都市に巡回してきました。同館の開催はアジア初の開催となっています。第2部「Around the World in 19 Videos」では、ユニークなアイディアの詰まったミュージック・ビデオの傑作をインスタレーション形式で紹介。数秒毎に映像が次のモニターへ移動して、見る側もそれと同時に隣のモニターへ移動して鑑賞するという斬新な展示方法となっています。
質疑応答では、「イマジネーションを膨らませる為にしているトレーニングとか、何かを集めているとか、そういったことはありますか?」という質問に対して、「私は作るのは好きですが、コレクターとしての趣味はないんです。なにか奇妙なものを探して集めるといった趣味はありません。」と答えるなど、独創的な作品は独自のイマジネーションの中から生まれている事を説明しました。
「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」の会期は2015年1月4日(日)まで。