映画『ヴィクトリア』公開

2016年5月7日から、映画『ヴィクトリア』が公開されます。

2015年のドイツ映画界において最大のセンセーションを巻き起こした『ヴィクトリア』は、ベルリン国際映画祭で最優秀芸術貢献賞など3つの賞を受賞しています。ドイツのベルリンを舞台に、夜明け前のストリートでめぐり合ったスペイン人の女の子ヴィクトリアと地元の若者4人組が、予測不可能な極限状況へと突き進んでいく2時間余りの出来事をワンカットで描出しています。スタッフとキャストがベルリンの街を駆けずり回り、完全リアルタイムの撮影を成し遂げた映像世界となっています。

ストーリー
眩い光がフラッシュする地下のクラブで、ひとりの若い女性が激しいダンスに身を委ねていた。3ヵ月前に母国スペインのマドリードを飛び出し、ベルリンにやってきたヴィクトリア(ライア・コスタ)である。踊り疲れて帰宅しようとした彼女は、夜明け前の路上で地元の若者4人組に声をかけられる。彼らは一見チンピラ風だが、どうやら悪人ではないようだ。まだドイツ語をしゃべれず、異国の都会で友人さえ作れずにいたヴィクトリアは、酒を手に入れた4人とビルの屋上で楽しいひとときを過ごす。しかし4人は危うい事情を抱えていた。裏社会の人物への借りを返すため、これからある“仕事”を実行しなくてはならないのだ。4人のうち運転手役の青年が酔いつぶれてしまったため、ヴィクトリアは代役を依頼される。リーダー格のソンネ(フレデリック・ラウ)に好意を抱き始めていたヴィクトリアはそれを受け入れるが、彼女たちの行く手には人生が一変するほどの悪夢が待ち受けていた......。

映画『ヴィクトリア』は、2016年5月7日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

監督:ゼバスチャン・シッパー 撮影:ストゥルラ・ブラント・グロヴレン
出演:ライア・コスタ フレデリック・ラウ 音楽:ニルス・フラーム
2015 年/ドイツ/139分/ドイツ語、英語/カラー/シネマスコープ

配給:ブロードメディア・スタジオ

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