ギャスパー・ノエ最新作『LOVE【3D】』公開
2016年4月1日(金)、ギャスパー・ノエ監督の最新作『LOVE【3D】』が公開されます。
ギャスパー・ノエは作品を発表するたびにセンセーションを巻き起こします。デビュー作『カルネ』でカンヌ国際映画祭の批評家週間賞を受賞。続く『カノン』で絶対的なタブーを描きました。第55回カンヌ国際映画祭正式招待作品となったモニカ・ベルッチ主演『アレックス』では衝撃的なレイプシーンが物議を呼び、東京を舞台に撮影された『エンター・ザ・ボイド』ではドラッグにまみれた東京を彷徨う魂を描きました。本作では、性と愛をわけるのではない、セックスも感情もすべてを包括する“LOVE”を描いています。
ストーリー
彼女は愛のすべてを僕に与え、消えない傷を残した---
一月一日早朝、電話が鳴る。マーフィーは目覚め、傍には若い妻と二歳の子供。彼は留守番電話を聞く。エレクトラの母だ。心労で声がやつれ、娘から連絡はなかったか知りたがっている。エレクトラはずっと行方不明なのだ。母は、娘に何かあったのではないかと心配している。いつまでも雨のやまない一日、マーフィーはアパートにいて、彼の生涯最大の愛を思い返す。エレクトラとの二年間を。いつまでも続くはずだった、駆け引きに満ち、時に行き過ぎた、過ちだらけの、焼けつくような情熱の日々を…。
ギャスパー・ノエは本作について「私のこれまでの映画とは違う、私のすべての映画の中で、その存在をもっとも近く感じられる、そして最もメランコリックな映画だ」とコメントしています。『LOVE【3D】』は4月1日(金)より、新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国ロードショー。
【第68回カンヌ国際映画祭正式出品作品】
2015年/フランス・ベルギー合作/英語/スコープ/135分/R18+
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