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はじまりの記憶 杉本博司

By the editors of TECHNÉ, posted at 12:00 AM on January 28, 2012
はじまりの記憶

現代美術家・杉本博司さんは2009年高松宮記念世界文化賞など国内外で数々の賞を受賞し、海外のオークションでは数千万円で落札されることもある現代美術界を牽引する存在です。杉本さんの出発点は写真家。写真は「今、目の前にある現実を切り取るもの」だと思われているが、杉本さんは写真をコンセプチャルアートの手段として捉え、その可能性を無限に広げました。古美術商の経験から日本美術への造詣も深く、近年は伝統芸能の企画演出に加え、能舞台の設計など活動の幅を広げています。本作は、そんな杉本さんに初めて長期密着取材を行ったドキュメンタリー映画です。

2010年にWOWOW「ノンフィクション W『はじまりの記憶 現代美術作家・杉本博司』」として放送後、国際エミー賞のアート部門にノミネートされた力作が、新撮を加えた映画版として劇場に蘇ります。日本、NY、南仏、シドニーと国境を超えた創作の現場に密着し、作家の素顔と、その視線の先を見つめます。

本作は2012年3月31日より、渋谷シアター・イメージフォーラムにてレイトロードショーされます。

<杉本博司(すぎもと ひろし) プロフィール>
1948 年東京生まれ。74 年よりニューヨーク在住。現代美術作家として活動するかたわら、古美術商を営んでいた時期も。代表作に自然史博物館のジオラマを撮影した「ジオラマ」シリーズ(76 年~)、全米の映画館などで撮影した「劇場」シリーズ(76 年~)、世界各地の海を同じ手法で撮影した「海景」シリーズ(80 年~)などがある。2001 年、ハッセルブラッド国際写真賞受賞。作品所蔵美術館はメトロポリタン美術館(ニューヨーク)、テートギャラリー(ロンドン)、ポンピドゥーセンター(パリ)、東京国立近代美術館など多数。建築にも造詣が深く、99~2002 年にかけては「ベネッセアートサイト直島」の護王神社再生プロジェクトに携わった

出演:杉本博司(現代美術家、安藤忠雄(建築家)、李禹煥(現代美術家)、野村萬斎(狂言師)、浅田彰(批評家)
音楽:渋谷慶一郎
ナレーション:寺島しのぶ
監督:中村佑子
制作:テレビマンユニオン WOWOW
プロデューサー:大出寛之(WOWOW)、古谷秀樹(WOWOW)、中村佑子(テレビマンユニオン)
協力:SUGIMOTO STUDIO ギャラリー小柳 アスミック・エース エンタテインメント
2011 年/日本/16:9/HD/カラー/85 分/ドルビー・デジタル
配給・宣伝:Playtime
© はじまりの記憶 テレビマンユニオン/WOWOW
http://sugimoto-movie.com/

バージョン情報
Version 3.0
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