山本寛監督、新作短編アニメーション作品を発表

2012年3月24日、東京国際アニメフェア2012・メインステージにてアニメーション演出家・監督の山本寛さんが東日本大震災チャリティプロジェクト『Project blossom』を発表しました。

以前このプロジェクトに関して、山本監督は自身が出演された講演会でお話をされていました(参照はコチラ)。講演会で語った事が形となり、その第一弾の発表となりました。

今回発表されたショートアニメーション作品『blossom』は、翼のついた少女たちが緑を再生させるといった希望に満ちた作品です。楽曲はアイスランド出身のロックバンド・シガーロスの代表曲『hoppipolla』が採用されています。上映後、山本監督が福島を語る際には感極まる場面もありました。プロデューサーには日本から『アニマトリックス』などのプロデュースで知られる竹内宏彰氏が参加。海外プロデューサーにはイギリスの国営放送局BBCでの映像を始めとして国際的な映像を数多く監督してきたグレゴリー・ルード氏、本作のスーパーバイザーとしてビンセント・ショーティノ氏が参加しています。発表会の司会には、福島県出身の実業家、チバレイこと千葉麗子さんが務めました。

山本監督は震災後にチャリティ活動を行ったり、個人では名前を伏せて何度も被災地に足を運んでボランティア活動をしています。山本監督と竹内さんが南相馬市に行き、市長と会った際に「アニメを作って欲しい」と言われ、このプロジェクトにつながりました。震災の記憶を風化させないために、被災地を舞台としたオリジナル・ショートアニメーションを発表された山本監督。チャリティプロジェクト『Project blossom』は今後も様々な形で展開されていきます。

■公式サイト■
http://ordet.jp/#blossom

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