〈生理用品のサブスクなど〉世界が注目する「フェムテック」
By the editors of TECHNÉ, posted at 11:45 AM on April 4, 2019
2019年4月2日(現地時間)、ロンドンを拠点とする、妊婦向けの医療機器を開発しているElvieが、4200万ドルを資金調達したと発表しました。
Elvieの他にも、生理用品を必要としない下着を開発するTHINXや、生理用品のサブスクリプションサービスのCORAなど、世界で「フェムテック」が注目されています。「フェムテック」は、女性(female)と技術(technology)を掛け合わせた造語です。日本ではまだ馴染みのない言葉ですが、世界各国でフェムテック関連商品の開発が相次いでいます。
4200万ドルを調達したElvieは、母親になる人の月経から閉経までの様々なライフステージで女性をサポートする製品を販売する予定です。Elvieが現在展開している乳房ポンプは、シンプルかつワイヤレスで、スマートフォンとも接続し、母乳量などを確認できます。
ニューヨーク発のスタートアップであるTHINXは、ナプキンなど、生理用品が要らない生理用下着を開発しています。ピンクグレープフルーツを女性器に見立てた大胆な広告も話題となりました。
生理用品のサブスクリプションサービスを手がけるCORAは、女性らしいピンク色を避けて、白や黒を基調としているのが特徴です。また、アフリカ諸国の女性支援団体と連携して社会貢献も行っています。
その他にも、世界のトレンドとして、様々なフェムテック企業が増えています。日本でも新しいフェムテック企業の登場が注目されます。