2019年3月8日、アートバーゼルとUBSが、第3回目となる「グローバルアートマーケットレポート」を発表しました。
アートのエコノミストであるClare McAndrewによる「The Art Market 2019」は、2018年の世界のアートマーケットを包括的にマクロレベルで分析した結果を示しています。レポートによると、2018年のアートマーケットは、前年から6%成長し、674億ドルを記録しました。この記録は、ここ10年で2番目に高い数字となります。
特徴的な数字として、イギリスが昨年2位だった中国を抜き、市場シェア21%で2位に返り咲いています。アメリカ、イギリス、中国の3国で全体の84%のシェアを占めており、アメリカは過去最高の約300億ドルを記録しました。
また、オンラインでの取引も前年より11%上昇し、60億ドルの数字を記録しています。つまり、世界のアートマーケットの約1割が、オンラインで取引されている事になります。アートフェアの売上は、前年比6%増の推定165億ドルの数字が記録されています。
レポートにはその他にも、ディーラーやバイヤーによる数字も記録されています。
【ArtBasel】
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