2019年3月9日から、ANOMALY(東京・天王洲)にて、グループ展「Waste Land」が開催されます。
本展では、「Waste Land」をキーワードに、今後ANOMALYで協働していくアーティストとその作品が紹介されます。平成時代は、テクノロジーやメディアの革新による発展と社会の激動、また気候変動の時代として、間もなく幕を閉じようとしています。本展は、平成時代を駆け抜けるアーティストたちが感受する「Waste Land」の空気の一端を、彼らの作品を通じて可視化してみよう、という試みです。
『Waste Land』というタイトルは、T.S.エリオットが、第一次大戦後の西洋の混乱と荒廃を前衛的に謳ったことで知られる代表的な詩を彷彿とさせます。詩の中では「語り手」が変化し、その語り口も型破りとされています。その壮大で難解、重層的な構成による荒廃した時代の空気は、しかしそこからの解放の可能性を感じさせるものです。
「Waste Land」の会期は、2019年3月9日から4月6日まで。
<出品作家紹介>
青木野枝、岩崎貴宏、榎忠、ナイル・ケティング、篠原有司男、高嶺格、立石大河亞、柳幸典、横山裕一