小泉明郎展「私たちは未来の死者を弔う」開催

2019年2月22日から、北千住BUoY 2F ギャラリーにて、小泉明郎さんの新作展「私たちは未来の死者を弔う」が開催されます。

小泉明郎さんは、1976年群馬県生まれのアーティストです。小泉さんは、国家・共同体と個人の関係、人間の身体と感情の関係について、現実と虚構を織り交ぜた実験的映像やパフォーマンスで探求し、作品を発表しています。主な展覧会に、「プロジェクト・シリーズ99:小泉明郎」(ニューヨーク近代美術館、ニューヨーク、米国、2013)、「捕らわれた声は静寂の夢を見る」(アーツ前橋、群馬、2015)、「帝国は今日も歌う」(VACANT、東京、2017)、「Battlelands」(ペレス・アート・ミュージアム・マイアミ、2018)があります。2019年に開催される「あいちトリエンナーレ2019」にも参加が決定しています。

新作展で公開される映像インスタレーションは、極寒の雨の中、かつての米軍基地跡にて、取り囲む傍観者たちに見守られながら、20名の若者が行った「未来の死者を弔う儀式」を映しています。この儀式は、2018年シアターコモンズで開催されたワークショップにて、小泉さんが長年取り組んできたヒロイズムや自己犠牲といったテーマをめぐり、若者たちとともに創作したものです。本作は、『国家や共同体、または理念のために、自分の命を犠牲にできるか?』という究極的な問いに向き合うことを強いられた若者たちの姿を冷たく捕らえた映像インスタレーション作品です。

小泉さんの新作展は、「シアターコモンズ’19」プログラムの一環として、無人島プロダクションとシアターコモンズ実行委員会と共催で開催されます。会期は2月22日から3月10日まで、14日間開催されます。

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