2018年10月26日から、カイカイキキギャラリーにて、キャスパー・ソンネの日本初となる個展「Body Body Head」が開催されます。
キャスパー・ソンネは、1974年デンマーク・コペンハーゲン生まれのアーティストです。デンマーク王立美術院 建築学科・デザインコンサベージョン課卒業。現在はニューヨークを拠点に活動しています。
ソンネは、「process-based abstraction(プロセスに基礎を置く抽象主義)」を通じて、矛盾と対立をシンプルかつ優美に掘り下げていく手法により、近年世界中から注目を集めています。Process-based abstractionとは、作品のビジュアルだけでなく、それらを制作する方法や手段からも意味が誘起されるという概念です。ソンネは絵の具(塗料)やキャンバスといった、通常の制作で用いられる実体を持った素材に加え、火や化学薬品がもたらす効果など、時間の経過によってもたらされる何らかの変化をプロセスとして作品に取り入れ、静的な画を歴史が何層にも重ねられた動的な作品へと変身させます。本展「Body Body Head」では、自己を肉体と精神という2つの要素に分けるアプローチが採用されています。
「Body Body Head」の会期は11月22日まで。