2018年9月14日から、旧山口萬吉邸(東京・九段下)にて、舘鼻則孝さんの個展「NORITAKA TATEHANA RETHINKー舘鼻則孝と香りの日本文化ー」が開催されます。
舘鼻則孝さんは、1985年東京生まれのアーティストです。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ、鎌倉で育ちました。2010年に東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻を卒業。遊女に関する文化研究とともに、友禅染を用いた着物や下駄の制作をします。「イメージメーカー展」(21_21 DESIGN SIGHT、2014)、「Future Beauty」(東京都現代美術館ほか国際巡回、2012)、個展「呪力の美学」(岡本太郎記念館、2016)等で作品を発表し、2016年3月にパリのカルティエ現代美術財団で文楽公演を開催するなど、幅広い活動を展開しています。作品はメトロポリタン美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館などに収蔵されています。
本展は、昨年の表参道ヒルズで開催された「舘鼻則孝 リ・シンク展」に続き、「日本文化をリシンクする」をテーマとし、「香りの日本文化」にフォーカスした展覧会となります。舘鼻さんの作品を通して、日本文化の過去と未来を往来する本展では、代表作のヒールレスシューズから「源氏香の図」をモチーフとした香炉など、新作も多数展示されます。
「NORITAKA TATEHANA RETHINKー舘鼻則孝と香りの日本文化ー」の入場料は無料で、会期は9月16日までの3日間となります。