2017年1月21日(土)から、原美術館にて、「エリザベス ペイトン:Still life 静/生」が開催されます。
エリザベス ペイトンは90年代半ば、ミュージシャンや歴史上の人物、あるいは恋人や愛犬など、自身にとって“憧れ”の存在や“美”を描いた肖像画が、時代に新風をもたらす“新しい具象画”と称されたアメリカの女性作家です。近年では風景や静物、オペラからもインスピレーションを得るなどその表現を一層深め、各国で高い評価を得てきました。主な個展に「Here She Comes Now」展(バーデン バーデン州立美術館、ドイツ、2013年)や版画に焦点をあてた2011年の回顧展「Ghost」展(ミルドレッド レーン ケンパー美術館、セントルイス、アメリカ / オペルヴィレン財団、リュッセルスハイム、ドイツ)などがあります。
日本では紹介される機会が少なかったエリザベス ペイトンですが、本展で展示される作品は、作家自身が25年のキャリアを振り返り選んだ本展の出品作品42点は、多岐にわたるジャンルと主題を擁する極めて重要な作品群です。本展は、これまでのペイトンの制作を一望する機会となるとともに、互いに響き合う作品を通して、深く思考を巡らす場となります。
エリザベス ペイトンの日本の美術館での個展は初開催となります。この機会に是非ご高覧ください。