大山エンリコイサム「Present Tense」

2016年8月20日から、Takuro Someya Contemporary Artにて、大山エンリコイサムさんの個展「Present Tense」が開催されます。

大山エンリコイサムさんは、1983年イタリア人の父と日本人の母のもと東京に生まれ、2007年に慶応義塾大学 環境情報学部を卒業後、2009年に東京芸術大学大学院 美術研究科 先端芸術表現専攻を修了。アジアン・カルチュラル・カウンシルの2011年度グランティとしてニューヨーク滞在以降、同地を拠点としながら各地で個展を行ない、一貫性を保ちつつ変化に富む作風を発展させました。

本展「Present Tense」では、インプロヴァイズド・ループスと呼ばれるダイナミックな背景に繊細なクイック・ターン・ストラクチャーを84体かきこんだ大型作品<FFIGURATI #133>や、ひび割れ塗料が生み出すテクスチャのうえに鋭利なメカニカル・ペンシルで静謐なクイック・ターン・ストラクチャーをかきこんだ連作5点など、すべて新作が展示されます。フィギュラティヴな洗練と、パフォーマティヴな躍動感という大山さんの両面が織り合わさりながら流れこむ本展は、作家のこれまでの展開を見通す絶好の機会です。

本展は大山さんの日本国内では初の本格的な個展となります。この機会に是非ご高覧ください。

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