2016年6月4日から、ユカ・ツルノギャラリー(東雲)にて、山谷佑介さんと松川朋奈さんの二人展「at home」と、沢渡朔さんの個展「Rain」が同時開催されています。
山谷佑介さんは1985年新潟県生まれの作家です。立正大学文学部哲学科卒業後、外苑スタジオに勤務。その後、移住した長崎で出会った東松照明や無名の写真家との交流を通して写真を学びました。松川朋奈さんは1987年愛知県生まれの作家です。2011年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。現在開催されている「六本木クロッシング 2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館)にも参加しています。沢渡朔さんは1940年東京生まれの作家です。日本大学芸術学部写真学科在学中より写真雑誌等での作品発表を始め、日本デザインセンター勤務を経て、1966年よりフリーの写真家として活動し、現在に至ります。
山谷佑介さんと松川朋奈さんの新作で構成される「at home」は、「家」に象徴されるような私的な日常空間に浮かび上がる、人間の営みの痕跡に焦点を当てています。沢渡朔さんの「Rain」は、カメラを持つ手に蓄積された時間の中、雨の情景を敢えて無意識に撮影してきたプライベートワークとなっています。
会期は7月2日まで。この機会に是非ご高覧ください。