2016年4月16日(土)から、児玉画廊で高田冬彦さんの個展「STORYTELLING」が開催されます。
高田さんは1987年岡山県生まれの作家です。2013年に開催された白金アートコンプレックス5周年合同展覧会「メメント・モリ~愛と死を見つめて~」(杉本博司キュレーション)に参加、同年の「MY FANTASIA」(児玉画廊|京都)を経て、各地のグループショーやイベントに参加するなど精力的な制作活動を続けています。高田さんはパフォーマンス、映像、インスタレーション等を制作しますが、近年は主に映像作品の形を取っています。
本展では、ダンス評論家の木村覚さんと行い、「超連結クリエイション」でも話題となったニジンスキーのバレエをモチーフとした映像作品「牧神の午後」など、未発表の近作および最新作品が展示されます。「STORYTELLING」は同名の映像作品(2014年制作)から名付けられていますが、この作品は自らの臀裂から肛門にかけて青いインクを垂らし、臀部を引き締めてから開くとロールシャッハテストのような左右対称の図柄が出来上がり、それが何に見えるかを滔々と物語る作品となっています。
高田さんの児玉画廊での個展は3年ぶり2度目となります。この機会に是非ご高覧ください。