2016年4月8日(金)から、TARO NASUにて、ダグラス・ゴードン&ジョナサン・モンク展「PARIS BAR」が開催されます。
ダグラス・ゴードンは1966年、イギリス生まれの作家です。グラスゴーおよびベルリンを拠点に制作活動。1996年にターナー賞、1997年にヴェネツィア・ビエンナーレ Premio 2000、1998年にはヒューゴ・ボス賞を受賞しています。ジョナサン・モンクは1969年レスター(イギリス)生まれの作家です。現在はベルリンにて制作活動しています。
本展のタイトルとなっているPARIS BARは、ベルリン市内に実在するレストランの名称です。このレストランは、マーティン・キッペンバーガーの作品を数多く展示していることで知られています。2015年、ゴードンとモンクはこのレストランで昼食をとりました。本展で展示されるネオン作品は、「Badoit(水)」や「Escargots de Bourgogne(ブルゴーニュ風エスカルゴ)」といった具合に、2人が注文した飲み物や料理の名前をネオンに変えたものです。各ネオンは、注文した料理が運ばれてきた順に、そしてテーブルに運ばれてきてから下げられるまでの間の時間だけ点灯する仕組みとなっています。そのため、全ての料理=作品を鑑賞するためには、必然的に2人の食事のペースと同じだけの時間を展示室内で過ごさなければなりません。
ネオンを通じて、鑑賞者はアーティストの昼食を追体験することになります。本展の会期は5月14日(土)まで。この機会に是非ご高覧ください。