2015年7月18日、東京都現代美術館(清澄白河)にて、ブラジルのモダニズム建築の父、オスカー・ニーマイヤー(1907-2012)の日本初となる大回顧展が開催されます。
オスカー・ニーマイヤーはリオデジャネイロ生まれの建築家です。ブラジル国内の主要な建築の設計を手がけ、そのユニークな創造性によって国内外で高い評価をうけ、アメリカ建築家協会ゴールドメダル、プリツカー賞、高松宮殿下記念世界文化賞など数々の建築賞や、レーニン国際平和賞を受賞しました。
本展覧会は、2012年に104歳で亡くなる直前まで精力的に設計を続けていたオスカー・ニーマイヤーの、ほぼ1世紀にわたる建築デザイン活動の全貌を、図面、模型、写真、映像などによって紹介されます。代表作のひとつであるイビラプエラ公園の30分の1の模型が、約500㎡のアトリウムの大型空間で展示されます。また、オスカー・ニーマイヤーに大きく影響され、彼を敬愛してきたSANAAが会場をデザインし、モダン且つ有機的な曲線で会場を構成しています。
2016年リオデジャネイロ・オリンピック開催を前に、日伯外交樹立120周年を記念して開催される本展覧会の会期は10月12日(月・祝)まで。この機会に是非ご高覧ください。