菅 木志雄 置かれた潜在性

2015年1月24日(土)から3月22日(日)まで、東京都現代美術館にて、菅木志雄さんの個展「置かれた潜在性」が開催されます。

菅木志雄さんは1944年生まれの作家で、「もの派」を代表する作家の一人です。近年、概念的思考と物質を結びつけた70年代的な試みは内外で注目を集め、イタリアの芸術運動アルテポーヴェラと並び、もの派の作品は高い評価を受けています。石や木、金属板などを素材として空間の中に形成される菅さんのインスタレーションは、物質と物質を一つの空間に共に存在させることによってたちあがってくる「風景」の生成といえます。

本展は、物質と身体、情報、空間について菅作品が内包する多くの示唆にとんだ視点を、菅さんのコンセプトが先鋭的にあらわれた70年代を中心に、インスタレーションや制作ノート、記録映像により、現代の観客に向けて提案される構成となっています。

1月25日14時から、対談「菅木志雄×長谷川祐子」が開催されるなど、関連プログラムも多数開催されます。「もの派」を代表する作家の展覧会、この機会に是非ご高覧下さい。

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