城戸保 「R42」

2014年12月6日(土)から、ハギワラプロジェクツ(初台)にて、城戸保の新作展「R42」が開催されています。

城戸保(きど たもつ)さんは、1974年三重県生まれの作家です。2002年愛知県立芸術大学大学院美術研修科修了。主な展覧会に、「カミノ/クマノー聖なる場所へ」(2014、三重県立美術館)、「ある風景」(2014、HAGIWARA PROJECTS、東京)、「森と畑」(2012、See Saw gallery+cafe、愛知)、「SHOCASE#2 curated by minoru shimizu」(2013、eN arts、京都)、ギャルリー東京ユニマテ(2010、東京)、「放課後のはらっぱ-櫃田伸也とその教え子たち-」(2009、愛知県美術館、愛知)、「young artist world patronage program」(2007、モンブラン銀座本店、東京)、ギャラリーNAF(2003、愛知)があります。

城戸さんの作品は、光がもたらす現象を鮮やかな色彩で画面に定着させ、独自の世界の見方を現します。「撮影する対象をよく観察し、しっかり撮る。」城戸さんは、こうした写真の基本に徹底した姿勢で挑み、常に写真の本質を追求しながら制作しています。本展では、三重県立美術館でのグループ展「カミノ/クマノー聖なる場所へ」のために三重県熊野で撮影された作品が展示されています。今回のように、特定の場所をテーマとして撮影したのは初の試みとなりますが、「聖地」とされる熊野の“非日常”である何気ない風景を捉え、そこに潜む驚異や発見を光で描かれた像へと置き換えています。

今回の展覧会はnap gallery(アーツ千代田3331)と二会場での開催となります(nap galleryの開催は12月20日(土)から)。この機会に是非ご高覧下さい。

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