2014年11月27日から12月9日まで、Hidari Zingaro(東京・中野)にて、浜名一憲さんの個展「壺と海の漂着物」が開催されます。
浜名一憲さんは、1969年大阪府生まれの作家です。カリフォルニアの大学に留学後帰国し、古着の販売やスニーカーショップ、飲食店の経営をした後、漁師になります。2008年から千葉県いすみ市に移住し、自家製アンチョビの製造・販売を行いながら、作陶する日々を送っています。
個展開催に際し、村上隆さんは下記ステートメントを発表しています。
「とにかく、多くの人に観てもらいたい。浜名さんのキャリアは大変面白い。今回は陶芸作品と浜名さんのスタジオの目の前の海岸での拾得物の展示展覧ですけれども、そもそも、古着の輸入販売とか、レストラン経営とか、いろいろ人生があって、の陶芸作品製作、という。とっても魅力的です。作品の値付けもものすごく独自で、生活陶芸の世界と比べると、全然高いんですが、彼の生活、信念というか、生きる哲学と作品の価格にはブレがない気がするんです。そこが大変大事だと思うんですよね、これからは。画商があれこれ言ったから値段上げるとか下げるとか(画商である僕は作家に大変良く、頻繁に価格の話し合いをするんですが、、、言ってることが逆行しているようですが、それはいつか詳しく話すとして、、、)そういうのではない、自分のリアリティがしっかりと価格と並走しているべきだと思うんです。浜名さんはそういう作家さん。プラグマタギャラリーのペドロスさんに紹介してもらって、数個、作品を購入させてもらっています。で、購入後の満足度、なかなかグイグイ来てます。是非、見に来て下さい!!」
Hidari Zingaroと同じ中野ブロードウェイ2FにあるBar Zingaroでも、浜名さんの作品が展示、販売されます。11月29日(土)に、Bar Zingaroでトークショーも開催されます。この機会に是非ご高覧下さい。