タカノ綾個展 『すべてが至福の海にとけますように』

2014年3月6日(木)から4月2日(水)まで、カイカイキキギャラリー(東京・麻布)にて、タカノ綾さんの個展『すべてが至福の海にとけますように』が開催されます。

タカノ綾さんは1976年、埼玉県生まれの作家です。タカノさんは、日本のマンガやSF的世界観を背景とした、独特のエロティシズム漂う作風で知られています。日本では、漫画家、SFをモチーフにしたエッセイストとしても人気が高く、雑誌を中心をする媒体への作品提供も数多くこなしています。近年の主な個展に、「Heaven Is Inside Of You」ペロタンギャラリー(2012年,香港)、「To Lose Is To Gain」ペロタンギャラリー(2012年,パリ)、「Stars,flowers and honeynight」シーボルトハウス(2011年,ライデン)、「Artiste du New Pop SWR3 2010」Frieder Burda美術館(2010年,バーデン=バーデン)。主な著作に、「HOT BANANA FUDGE」(2000年)、「SPACE SHIP EE」(2002年)、「Tokyo Space Diary」(2006年)、「COSMIC JUICE」(2009年)があります。

本展タイトルは、世界を俯瞰したときに、残酷なもの、素晴らしきもの、そのすべてが至福の中に溶け込むようにとの願いが込められています。展覧会ではペインティングの他に、フラワーアーティストの東信さんとのコラボレーションにより、植物と人間との関係性を見つめ直す、作品としての“森”も出現します。
会期中には、「第1回 辻信一(文化人類学者)x タカノ綾(アーティスト)」[3月7日(金)19:00-20:30]、「第2回 三上丈晴(雑誌『ムー』編集長)x 雪舟えま(詩人)x タカノ綾(アーティスト)」[3月29日(土)15:00-16:30]と、二つのトークショーが開催されます。入場料はともに無料となっています。

あわせて、個展のための新作を含む約40点の作品集『すべてが至福の海にとけますように』が刊行されます。日本では8年ぶりとなるタカノ綾さんの個展、この機会に是非ご高覧下さい。

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